花松 泰倫(はなまつ やすのり)

所属:北海道大学大学院法学研究科博士後期課程
専門:国際法、国際人権法、国際環境法
業績:「『環境保護に対する人権アプローチ』の再検討 −欧州人権条約の実行を手がかりとして−」   
『北大法学研究科ジュニア・リサーチ・ジャーナル』、第11号、pp.1-46、2005年。

現在の研究テーマ:国際法における規範間関係の研究、「国際法の断片化現象(fragmentation of International Law)」の研究。1990年代以降、国際法規範、紛争解決機関が爆発的に増大し、しかもそれらが互いに調整されることなく発展してきたために、2つ以上 のルールや紛争解決機関が下した判断に矛盾が生じるという「国際法の断片化」現象のメカニズムとその解決方法について研究している。修士課程で行った国際 人権法と国際環境法の相互作用に関する研究を土台として、主に国際人権法に関連する規範抵触のプラクティス(例えば「貿易と人権」「国家免除と人権」な ど)を素材としながら、国際法規範同士の調整原理とその正当化基盤を探求している。