セクハラ被害にあったら、誰に助けを求めるべきか?



[1]加害者をどうにかしてほしい

  1. 会社による解決:社内の相談窓口を経て、会社内の手続による解決(配置転換、加害者の処分、被害の回復等)を求める。
  2. 第三者による解決:民事訴訟(悪質な行為については告訴するかどうかを相談する)

[2] 会社(事業主)の対応をどうにかしてほしい

  1. 都道府県労働局の雇用均等室に相談して、労働局長による指導などを求める(均等法17条1項)。
  2. 調停案・あっせん案を第三者に示してもらう
  3. 労働審判(労働審判法)の申立てをする。
  4. 迅速審理で柔軟な解決。主張及び証拠の準備が整っている必要あり。審判について異議の申立てをすれば訴訟に移行。弁護士への依頼が原則として必要。

  5. 民事訴訟


上記[1][2]の手続は、「職場」によって使える範囲が異なるので注意。

女性専用の相談窓口

都道府県レベル及び市レベルで、女性専用の相談窓口が設けられているところがある。(例)札幌市男女共同参画センター(女性のための仕事の悩み相談)、北海道立女性プラザ(女性弁護士による法律相談)、札幌弁護士会(女性弁護士による無料電話法律相談)

※ 本頁は、2015年度演習授業の成果の一部として公表する情報です。



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