今年も《誤字等》が現れた・2002

(2002.07.25開設/2002.07.31更新)


〈誤字等速報〉「国際文化論」の答案(約300枚)に出現した誤字等(カッコ内が正解です・試験は「持ち込み可」でした)

完壁(完璧)  人格(人権)  難行(難航)  管割(管轄)  確信(核心)
源形(原形)  排途(排除)  生従(生徒)  手級(手紙)  親聞(新聞)
予楯(矛盾)  婚婚(婚姻)  音識(意識)  頃向(傾向)  貸金(賃金)
危検(危険)  幣害(弊害)  権位(権威)  尊守(遵守)  優利(有利)
数直(数値)  定文(条文)  無障(無償)  核当(該当)  練続(連続)
巽挙(選挙)  偏入(編入)  物場(牧場)  講議(講義)  訴松(訴訟)
一済(一切)  行史(行使)  執告(報告)  指適(指摘)  制備(整備)
修生(修正)  粉争(紛争)  激努(激怒)  秋序(秩序)  違権(違憲)
合到(合致)  低解(抵触)  重復(重複)  倍審(陪審)  条令(条例)
推則(推測)  提安(提案)  解善(改善)  替否(賛否)  個有(固有)
道得(道徳)  違判(違反)  不達(不幸)  路戦(路線)  存留(在留)
自確(自覚)  共う(伴う)  供う(伴う)  亡明(亡命)  刑罪(刑罰?)
免険(免除)  議義(講義)  防げ(妨げ)  根限(権限)  併害(弊害)
刊法(刑法)  定度(程度)  般行(航行)  般空(航空)  締決(締結)
処偶(処遇)  分献(文献)  識国(諸国)  観告(勧告)  地立(地位)
公伴(公判)  外要(概要)  範中(範疇)  減小(減少)  専問(専門)
徹退(撤退)  対遇(待遇)  違返(違反)  編差(偏差)  評化(評価)
貫行(慣行)  課所(箇所)  借置(措置)  適心(適応)  待偶(待遇)
措地(措置)  船海(航海)

当時者(当事者)  日木人(日本人)  無作偽(無作為)  層する(属する)
除々に(徐々に)  任賃金(低賃金)  不撤定(不徹底)  撤底的(徹底的)
不可決(不可欠)  終止府(終止符)  写えた(与えた)  証明証(証明書)
潜入間(先入観)  後遣症(後遺症)  地名度(知名度)  重用視(重要視)
統一制(統一性)  身付な(身近な?)

一方通向(一方通行)  絶えがたい苦痛(耐えがたい)  怯やかされる(脅かされる)
外国人にも解放する(開放)  政治に不関心(無関心)  戦後保障(補償)
私人相互関(間)  勝負に撤しすぎた(徹)  国民主権限理(原理)  大坂高裁(大阪)
必ずしも自白ではなく(自明?)  公営住体(住宅?)  地方交共団体(公共)
その一還として(一環)  正徳太子(聖徳太子)  自前に働きかける(事前)
念んでいる(含んでいる)  犯を罪した(罪を犯した)  国範規範(国際?)
村上元首相(村山)  〜ということが伺える(窺われる)  片身のせまさ(肩身)
遥れない(揺れない)  後方もなく(跡形)  補償の対償(対象)
責任の追求(追及)  利益追究(追求)  促えられる(捉えられる)
国会議院/両院議院(議員)
何人づつ(ずつ)  近ずく(近づく)  おとづれる(おとずれる/訪れる)
そのとうり(そのとおり/その通り)  仲間どおし(どうし/同士)
もとずいて(もとづいて/基づいて)  いわざるおえない(〜をえない/を得ない)
〜から引き起こる(〜によって引き起こされる/〜から生じる)

「公布」と「交付」は違います。区別してください。

誤字ではありませんが、ヘンとツクリが離れていて、誤読を誘うことがあります。 
「日寺代」ってなんだろうと思ったら、「時代」でした。
「王見在」ってなんだろうと思ったら、「現在」でした。
「石皮っても」ってなんだろうと思ったら、「破っても」でした。
「馬川染み」ってなんだろうと思ったら、「馴染み」でした。
「1日民三去」ってなんだろうと思ったら、「旧民法」でした。
離れたツクリが隣の字のヘンと近づいていると、さらに困惑します。 
「指糸対財奈」ってなんだろうと思ったら、「指紋押捺」でした。
このような事例ばかり見ていると、目がおかしくなって(?)しまいます。 
「松平だと思います」ってなんだろうと思ったら、「不公平」でした。

誤字ではありませんが、論述式の答案であって放談ではないのですから、
「僕の視点で言わせてもらえば」「まあそれはいいとして」「心から願っている」
などという表現は避けたほうがよいでしょう。



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〈齊藤正彰@北星学園大学〉