2004夏も《誤字等》が現れた

(2004.07.26開設/2004.08.05更新)

期末試験の答案・課題レポートに出現した誤字等です(試験は「持ち込み可」でした)


統活 活動を統べる、ということでしょうか。
恐威 確かに恐いでしょうけれども、脅かされるから脅威です。
脅迫不正 確かに脅かされるでしょうけれども、用語としては「急迫不正」です。
伴例 裁判に伴う例?
体係 人が1人多いようです。
議合 「議会」と書きたかったようです。急いでいたみたいです。次の行ではひらがなになっていました。
半例 漢字にもリストラの波?
反例 これは、数学の証明問題ではなくて、法学の論述問題です。
好じょう 出現した2カ所の前後の文脈からみて、「向上」ではないかと思われるのですが。
講成 言ではなくて木でした。
慣習法の体質 体系でしょう。「体型」でも「体質」でもありません。
といれ 濁点は濁点らしく書いてください。「どれ」か分からないのは困ります。
小生木各 「性格」と書いてください。
イや 「他」と書いてください。
国司法 教科書には「国会法」と書いてありました。
背影 背景でしょう。
裁例 重要な裁判例が判例であるとしても。
コンモーラ コモンロー。原因不明。
加名 盟に加わるのであって、名前を加えるのではありません。
関接 直接の反対は間接。肘や膝は関節。
弾刻 弾劾裁判。刻まれるわけではありません。
損害賠賞 人が足りない。
目度 目処または目途でしょうか。
道が広かれる 開かれ、かつ、広がる。
国民に広かれた司法 こちらは、「開かれた」でしょう。
免罪 「冤罪」と書きたかったようです。無冠の誤字。
意織 心を織る、というわけでもないでしょう。
必要不可決 近年の答案において、欠くことのできない誤字となった感があります。
漠大 水は要らない。
賠障 償いをしてもらうのに障りがあっては困ります。
社会法人 社団法人です。
墾談会 畑で開催されるのかもしれない。
意議 言葉は要らない。
補決 欠員を補充するための人だから補欠。
難間 難しい関門だから難関。
当刻 「当該」です。
指適 今年もありました。
当時者 今年もありました。
違権 今年もありました。
講議 今年もありました。一言多い。
中世末紀 世紀末と重なったようです。
裁伴 判例があるからには裁判もある。
方典 方角部で使っているらしい。
思項 「思考」でしょうか。
法延 「法廷」でしょうか。裁判に時間がかかるとこうなる?
最も際たるもの 「最たるもの」なんですけど。
栽判 これも、畑系誤字の代表的なものでしょうか。
俳除 人ではなくて手でしょう。
専問家 専らその部門を研究・担当している人だから専門家。
世界恐怖 怖い。世界恐慌よりも怖い。
制治 「政治」と書きたかったようですが、直前に「統治体制」と書いたために引きずられたのかも。
えして て抜き。
供結 「供給」と書きたかったけど、書けなかったようです。2回も。
2大制党制 上から読んでも制党制、下から読んでも・・・。
低抗 あまり強い抵抗ではなかったようです。
合違 「合憲」なのか「違憲」なのか・・・。
形質的 「形式的」なのか「実質的」なのか・・・。
捉進 促すのではなくて、捉えてしまったようです。
他位 「地位」。他意はなかったのかもしれない。
低触 あまり大きな抵触ではなかったようです。
権利事典 「権利章典」と呼ぶのが一般的でしょう。
認科 「認可」です。
復数 「復」と「複」の間違いは、誤字の基本(?)ですね。
上議院長 「上院議長」と書きたかったようです。
独立した地立 「地位」と書きたかったようです。
大頭領 ブッシュ大親分。
瞬味 記憶が曖昧だったようです。
知織 「意織」に続いて・・・。
開延 開廷が先延ばしになったようです。
事件に側した ソバにいたのかもしれませんが、「即した」が正解。
粉争 世界から紛争が無くならないように、答案から粉争は無くならない。
報州 「酉」をトリました。
看護士 今は男女とも「看護師」。
活生化 心がこもっていない?
近ずける/少しづつ 同じ答案の中にありました。
隔通性 隔たっていては融通できないと思いますが。
文野 「分野」です。
〜かどおか 小学生的言文一致体。
人衣束頁 「依頼」と書いてください。
識験 あなたが受けているのは「試験」。答案用紙の一番上にも書いてあるでしょ?
大低 大抵は、そんなに低くありません。



トップページに戻る
〈齊藤正彰@北星学園大学〉