2010冬・《誤字等》は生きている!

(2010.01.18開設/2010.01.22更新)

答案(持ち込みナシ)に出現した誤字等です

送添  「送付」と「添付」のキメラ?
感心  「関心」と間違える人が時折います。
相方  文脈からして、アイカタではなくて「双方」なのではないかと……。
方律  ケアレスミスだとしても悲しい。あなたが勉強しているのは、方角か……。
接属  付属品を「接続」すること?
接極的  アースをとることに「積極的」。
忝付  水不足。
題題  パンダ的な「問題」。
不定定  パンダ的に「特定」されていない。
起こない  起きないのではなく、「行い」の間違い。まるでワープロ変換ミスみたいですが、あくまで手書きです。
ギフ県  間違いではありませんが、日本ではないみたい。
イセ国  これは、伊勢ではなく、1画足りない「他国」でした。
解折  「解析」しすぎると折れてしまいます。
画象  人が写っていない「画像」。鼻の長い動物だけ写っているのかも。
決局  自信がない人はカナで書いてしまうからか、このパターンは多くない。
多く無い  というのは、結局、どっちなのか。

答案(持ち込みナシ)に出現した誤字等です

大法庭  同僚の先生から誤字等出現の通報を受けました。中国語で書いたわけではないと思います。
大法定  昨日、最高裁の「大法廷」判決がニュースになったばかりなのに。

答案(六法・判例集の持ち込み可)に出現した誤字等です

孝慮  親を大切にしている人の「考慮」。
求済  求める、そうではなく、救われる。
成積  積み上げが大切、とはいっても、結果は「成績」。
格々  しかじか? 「各々」と書きたかったのでしょうか。
婚因  「婚姻」の理由。
信教の自分  あなたの「信教の自由」?
専問  専らその問題を扱っているから、という気持ちは分からなくもないですが、「専門」。
高長  高等専門学校の「校長」のこと。
代理措置  本来は「代替措置」と書くべきところでした。
代賛措置  本来は「代替措置」と書くべきところでした。
代替錯置  本来は「代替措置」と書くべきところでした。
代替借置  本来は「代替措置」と書くべきところでした。
免脱  「逸脱」の書き間違い。
侵害  「傷害」と書くつもりだったと言えるのか……。
適出子  「嫡出子」を摘出子と書かないように、ということは注意したのですが、これは想定外でした。
許可性  「許可制」と書いたつもりだったのかもしれません。
共公の福祉  「公共の福祉」についての初出の例かもしれません。
公供の福祉  これも見覚えがないような……。
公共の福止  次々新作が……。
記定  記して定めてあるとしても、「規定」。
起えた  「超えた」と書きたかったのでしょう。
中目  「注目」すべき誤り。
行重  力のない「行動」。
民法900条4号けだし書  「けだし、嫡出でない子の相続分は、……」とまで書いてありました。普通の六法には「ただし」と書いてあります。
癸行  「発行」と書いたつもりだったのかもしれませんが、そうは見えません。
数婚  「数回の試婚」をまとめて書くと、こうなる。
改釈  「解釈」を改めること?
措値  価値のある「措置」。
抗義  言葉の足りない「抗議」。
余義なく  人が足りないのも「余儀」ないことか。
所諭  「所論」には諭されるところがある(のかもしれない)。
認承  芸能界における「承認」。
訴証  「訴訟」でしょう。
核当  このパターンに「該当」する書き間違いは、しばしば見かけます。
中準  従来の「水準」を超える書き間違いではないかと思われます。
広洞  今のところ、この間違いは「広汎」にわたってはいないようです。
状能  心ここにあらずな「状態」。
姿能  心ない「姿態」。
教育課定  たしかに「課程」は定められていますが。
木適当  本当にそう見えるんです! こんな書き方は「不適当」だ。
相当しい  「相等しい」。ソウトウシイではなくてアイヒトシイ。
防害  被害を予防してくれるなら、それを「妨害」しようとは思いませんが。
精報  くわしい「情報」。
礼状なしに捜査する  「捜索」後の挨拶も結構ですが、少なくとも「令状」を用意しておいてください。
要認  要求を「容認」すること?
判継  「判断」ではないかと思うのですが。
弁名や肖像を無断で台告に  「氏名」「広告」と書きたかったのだと思います。
証認  「証人」です。
異疑を問う  ……。
事性  どのような「事情」で、このような書き間違いをしたのかは不明です。
各時  「各自」です。
違返  「違反」です。繰り返し、このように書いています。
返しない  上と同じ人です。「反しない」でしょう。
判列  漢字にも人員削減の波が……。
違判  「違反」です。ありがち。
幣害  「弊害」です。これも、よくある。
指適  「指摘」です。常連の感がある。
奮われ  「奪われ」でしょう。
幸福追及権  やっぱり、いました。幸せな人を見ると、問いただしたくなる人が。
法延  こちらにも、いました。「法廷」と書けない人が。
生従  従順な「生徒」?
消像権  自分の「肖像」を削除する権利。
憲法141条1項  勝手に憲法改正しないでください。
期侍  「期待」されるサムライ。
姻姻  パンダ的な「婚姻」。
存杏  その「存否」は確認されていません。
価置  人員が半減した「価値」。
創説  新しい学説を「創設」した、というわけではなさそうです。
必要不可決  毎回、欠くことのできない間違い例。
許訶  一言多い「許可」。
競走  公衆浴場の営業に関して激化するのは「競争」。おフロは走りません。
優偶  たまたま「優遇」された。
制立  「制定」なのか「成立」なのか?
政教分理  下されたばかりの最高裁判決に言及しているものの、惜しむらくは字が違う(3カ所とも)。
保建体育  授業についても人員削減。
生活法護法  「生活保護法」。疲れました。