2023夏・猛暑でも《誤字等》は生きている!

(2023.08.10開設/2023.08.15更新)

期末試験の答案(六法持ち込み可)に出現した誤字等です

だ人圧  漢字で書かないからといって「弾圧」するわけにもいかない。「だん圧」と書いたつもりでしょうけれども、そうは見えません。
自格形成  自己の「人格形成」のことらしい。
衡突  比較衡量に気を取られて「衝突」したようです。
携戴  初めての例として、ありがたく頂戴して「掲載」しておこう。
百由  正確には、百の「日」が「目」になっています。文脈からして「自由」と書いているのでしょう。何度も繰り返し襲来します。「自」の1画目が強すぎて、しかも、2画目も上に出すぎた、ということかとも考えました。たしかに、そう思える例もあります。しかし、多くの箇所で1画目はほぼ水平で、2画目とは離れており、しかも、2画目よりも大きく左に飛び出しています。
判奏  最高裁のメロディに合わせて「伴奏」したようです。3人いました。
ピアノ盤奏  鍵盤で「伴奏」するから?
ピアノ伴走  応援歌を「伴奏」しながら走るのか? ピアノは重い。それでも、3回伴走している。
ピアノ伴相  ついに、閣僚級の登場。
増加化頁向  「増加傾向」が分断されています。
木目当小生  木偏と「木」は違うし、立心偏と「小」は違うのであって、この書き方には「相当性」を認め難い。
論処  「論拠」としては手抜きでしょう。
相容しい  これとは相容れない、この文脈に「相応しい」書き方があるはず。
関制的制約  「間接的制約」でしょう。
ささになよ  「ことになる」だと分かるのに少々時間を要しました。
〜がないここのコフの要件  「〜がないことの2つの要件」だと分かるのに少々時間を要しました。
最底限度  底を突くほど「最低」ということでしょうか。
徹廃  徹底的に廃止する? 取りやめるのは「撤廃」でしょう。
3かがえる  「うかがえる」。いや、とても伺えない。
択束力  前後の文脈からは「拘束力」だろうと思うのですが。
君が世  間違えて書くには、齢は難しすぎるか。
どろろ  「どちら」かといえば、ではなくて、明らかにドロロ。
真当する  真っ当な学生なら、学生の本分を「全う」してほしい。
補障  「補償」でも「保障」でもなく。
内信  「内心」では正しい文字を書きたいと思っていたかもしれませんが、信条に影響されたのでしょう。