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メンバープロフィール

研究歴
研究実績

氏名 遠藤乾(えんどう・けん)
生年月日 1966年3月27日
所属研究機関 北海道大学
部局 大学院法学研究科
職名 教授
現在の専門 国際政治
個人HP http://www.kenendo.com/

研究歴
学歴・研究歴
1989年 3月31日 北海道大学法学部卒業
1989年 4月 1日 北海道大学大学院法学研究科修士課程入学
1990年10月 1日 ベルギー・カトリック・ルーヴァン大学ヨーロッパ学
プログラム参加
1991年 3月31日 北海道大学大学院法学研究科修士号取得(国際政治)
1991年 4月 1日 北海道大学大学院法学研究科博士課程入学
1992年 9月30日 ベルギー・カトリック・ルーヴァン大学 M. A.
(ヨーロッパ学:Cum Laude Distinction)取得
1992年10月 1日 欧州共同体委員会・未来工房*インターン研修(〜93年2月27日)
Cellule de Prospective: 欧州共同体委員長ドロール
 によって1989年に創設された委員会内研究諮問機関
1993年 3月 1日 同未来工房・専門調査員として研修 (〜93年7月31日)
1993年10月 1日 英国オクスフォード大学セントアントニーズ・カレジ
社会科学部政治学ドクター・プログラム参加許可
1994年 3月31日 北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学
1994年10月 1日 伊ヨーロッパ大学研究所客員研究員(〜94年12月31日)
1996年11月26日 英国オックスフォード大学ドクター (D.Phil) 号取得
2000年10月 2日 伊ヨーロッパ大学研究所ジャンモネ研究員(〜01年8月)
2000年 8月 5日 ノルウェイオスロ大アリーナ研究所客員研究員(〜01年10月)
2001年10月10日 米ハーバード法科大学院エミールノエル研究員(〜02年8月)
   
奨学金・職歴
1990年 9月24日 ベルギー・フランデルン政府奨学生 (〜91年9月24日)
1992年 4月 1日 日本学術振興会特別研究員 (〜94年3月31日)
1994年 4月 1日 日本学術振興会海外特別研究員 (〜96年3月31日)
1996年 4月 1日 北海道大学法学部助手 (〜97年3月31日)
1997年 4月 1日 北海道大学法学部講師 (〜98年7月31日)
1998年 8月 1日 北海道大学法学部・法学研究科助教授
2005年 4月 1日 北海道大学公共政策大学院助教授
2006年 3月 1日 北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院教授
(現在に至る)
なお
2000年10月 兼・文部省在外研究員(〜2001年9月)
2001年10月 兼・安倍フェロー(〜2002年8月)
(その間、北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センター助教授)
2002年秋集中 立教大学大学院非常勤講師(デモクラシー論)
2003年夏学期 東京大学法学部・法学政治学研究科非常勤講師(EUの政治)
2006年2-3月 パリ政治学院客員教授
2006年9月 京都大学法学部非常勤講師(EUの政治)
2007年夏学期 東京大学法学政治学研究科・公共政策大学院非常勤講師(EUの政治)
   

研究実績
著書
1 共著 『ヨーロッパ統合の脱神話化:ポスト・マーストリヒトの政治経済学』(佐々木隆生・中村研一編)ミネルヴァ書房、1994年。
2 単著 The Presidency of the European Commission under Jacques Delors: The Politics of Shared Leadership (Basingstoke/NY: Macmillan/St Martin’s, 1999).
3 共編著 『グローバル化時代の地方ガバナンス』(山口二郎・山崎幹根との共編著)岩波書店、2003年。
4 共編 『ヨーロッパ統合史史料総覧』(川嶋周一との共編) 旭図書刊行センター、2004年。
5 共著 『EU研究の新地平』(中村民雄編)ミネルヴァ書房、2005年。
6 共著 『非対称化する世界―〈帝国〉の射程―』以文社、2005年。
7 編著 『帝国/グローバル化時代のデモクラシー』北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センターBooklet No.16、2005年。
8 共編著 『紛争現場からの平和構築−国際刑事司法の役割と課題』(城山英明・石田勇治と共編著)東信堂、2007年。
9 編著 『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年。
10 編著『グローバル・ガバナンスの最前線−現在と過去のあいだ』東信堂、2008年。
11 編著 『原典ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年。
12 共著『政治学のエッセンシャルズ−視点と争点−』(辻康夫、松浦正孝、宮本太郎編著)北海道大学出版会、2008年。
13 共著『日本の国際政治学2−国境なき国際政治』(日本国際政治学会編 大芝亮、古城佳子、石田淳 責任編集)有斐閣、2009年。
14 共著『イギリスとヨーロッパ 孤立と統合の二百年』(細谷雄一編)勁草書房、2009年。
15 編著 『グローバル・ガバナンスと歴史の思想』有斐閣、2010年。
   
論文
1 「欧州統合:1980年代における再活性化とそのメカニズム」北海道大学大学院法学研究科修士論文、1991年、A4, 112p.
2 “What is 'Delorism'?: Convictions of Jacques Delors.” M. A. in European Studies, Catholic University of Leuven, 1992, A4, 75p.
3 “The Principle of Subsidiarity: Its Origin, Historical Development and Its Role in the European Community.” M. A. in European Studies, Catholic University of Leuven, 1992, A4, 99p.
4 “Qu'est ce que le delorism?: Convictions de Jacques Delors.” Cellule de Prospective, Commission européenne, N. 862/93, 14 avril 1993.
5 “L'Application du Principe de Subsidiarité (Implementation of the Principle of Subsidiarity).” Crocodile (Bruxelles, mai-juin 1993).
6 “The Principle of Subsidiarity: From Johannes Althusius to Jacques Delors.” Hokkaido Law Review『北大法学論集』, 43/6 (March 1994): 553-652.
7 「ヨーロッパ統合のリーダーシップ:ジャック・ドロールの権力と行動」佐々木隆生・中村研一編著『ヨーロッパ統合の脱神話化:ポスト・マーストリヒトの政治経済学』ミネルヴァ書房、1994年、153-225頁。
8 “Book Review: Subsidiarity within the European Community, edited by Andrew Duff (London: Federal Trust, 1993).” Journal of Common Market Studies 33/4 (December 1995): 635.
9 “La Presidenza della Commissione Europea. Vincoli e Risorse.” Rivista Italiana di Scienza Politica XXV/3 (Dicembre 1995): 441-86.
10 Political Leadership in the European Community: The Role of the Commission Presidency under Jacques Delors 1985-1995. Doctor of Philosophy Thesis, Oxford University, August 1996, A4, 337p.
11 「さまよえるヨーロッパ統合:デモクラシーとテクノクラシーの狭間」『世界』第642号 (1997年11月)、308-18頁。
12 “Institutional Leadership of Jacques Delors: A Half-Success in Comitology Reforms.” Hokkaido Law Review 『北大法学論集』, 48/5 (1998): 332-50.
13 “The Art of Retreat: A Use of Subsidiarity by Jacques Delors.” Hokkaido Law Review『北大法学論集』, 48/6 (1998): 378-94.
14 “Quelques Commentaires sur la Colloque ‘Une Etude comparative sur la Décentralisation - les cas du Japon et de la France’.” Hokkaido Law Review『北大法学論集』, 48/6 (1998): 396-9.
15 The Presidency of the European Commission under Jacques Delors: The Politics of Shared Leadership (Basingstoke/NY: Macmillan/St Martin’s, 1999). 260p.
16 「重層化する政治空間:ポスト通貨統合の秩序像」『世界』第658(「ヨーロッパ新潮流」特集)号 (1999年2月)、96-107頁。
17 Book Review: Democracy in the European Union, by Dimitris N. Chryssochoou (London: Tauris Academic Studies, 1998), International Affairs, 75/3 (July 1999): 686.
18 「地域統合・ヨーロッパ」『アエラムック:新国際関係論がわかる』朝日新聞社、No. 50 (1999), 106-10頁。
19 “The Origins, Ideas and Implications of the Principle of Subsidiarity,” in Vinko Kandzija et al., eds., Economic System of European Union and Adjustment of the Republic of Croatia (Rijeka: University of Rijeka, 2000): 553-66.
20 Book Review: How to Democratize the European Union … And Why Bother? by Philippe Schmitter (Oxford: Rowman & Littlefield, 2000), International Affairs, 77/3 (July 2001): 729-30.
21 “Subsidiarity and Its Enemies: To What Extent Is Sovereignty Contested in the Mixed Commonwealth of Europe?” EUI Working Paper RSC 2001/24 (July 2001), pp. 1-42.
22 “Subsidiarity as a Post-National Constitutional Principle in the European Union.” 石川明編『EU法の現状と発展』信山社、2001年、349-86頁。
23 「思想としてのヨーロッパ統合―あるいは『方法論的ナショナリズム』への懐疑―」『創文』439号(2002年1-2月)、1-5頁。
24 「ポスト・ナショナリズムにおける正統化の諸問題―ヨーロッパ連合を事例として―」日本政治学会編『年報政治学2001:三つのデモクラシー』岩波書店、2002年、123-42頁。
25 “The Security Foundations of Economic Integration: A Comparison between East Asia and Western Europe,” Christopher Dent and David Huang eds., Northeast Asian Regionalism: Learning from the European Experience (London: RoutledgeCurzon, 2002 ): 226-42.
26 「ようこそ『多元にして可分な共和政』へ―ヨーロッパ連合における主権と外交」『外交フォーラム』第168(「欧州から学ぶ季節」特集)号 (2002年7月)、36-41頁。
27 「ポスト主権の政治思想―ヨーロッパ連合における補完性原理の可能性」『思想』945(「帝国・戦争・平和」特集)号、2003年1月、207-28頁。
28 『グローバル化時代の地方ガバナンス』(山口二郎・山崎幹根との共編著)岩波書店、2003年、279頁。
29 「グローバル化時代の地方ガバナンス」『グローバル化時代の地方ガバナンス』山口二郎・山崎幹根・遠藤乾共編著、岩波書店、2003年、序章 (pp. 1-8)。
30 「日本における補完性原理の可能性―重層的なガバナンスの概念化をめぐって―」『グローバル化時代の地方ガバナンス』山口二郎・山崎幹根・遠藤乾共編著、岩波書店、2003年、第10章 (pp. 251-74)。
31 「主権国家と国際社会の潜在力―『平和構築と法の支配』を読んで―」『創文』461(「平和構築と法の支配」特集)号、2004年1-2号、20-25頁。
32 『ヨーロッパ統合史史料総覧』(川嶋周一との共編) 旭図書刊行センター、2004年、316頁。
33 「拡大ヨーロッパの政治的ダイナミズム―「EU-NATO-CE体制」の終焉―」『国際問題』第537(拡大ヨーロッパ特集)号、2004年12月号、8-22頁。
34 「感染症はいかにして国際政治の問題足りうるか」『科学』(岩波書店)、75巻1号、2005年1月、11-2頁。
35 「日本におけるヨーロッパ連合研究のあり方―方法論的ナショナリズムを越えて―」中村民雄(編)『EU研究の新地平』ミネルヴァ書房、2005年、1-27頁。
36 「主権、帝国(主義)、民主主義―〈帝国〉の射程―」『非対称化する世界―〈帝国〉の射程―』以文社、2005年、53-84頁。
37 (編著)『帝国/グローバル化時代のデモクラシー』北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センターBooklet No.16、2005年、132頁。
38 「フランス・オランダ国民投票による欧州憲法条約否決」『生活経済政策』104号(特集:ヨーロッパに何が起きているのか)、2005年9月、2-8頁。
39 「グローバル・ガバナンスの最前線―現在と過去のあいだ」遠藤乾編著『グローバル・ガバナンスの最前線―現在と過去のあいだ』東信堂、2008年2月、序章(pp. 3-29)。
40 「世界標準の形成」遠藤乾編著『グローバル・ガバナンスの最前線』東信堂、2008年2月、第1章(pp. 33-58)。
41 「越境する親密圏?―グローバル・ハウスホールディングの時代」遠藤乾編著『グローバル・ガバナンスの最前線』東信堂、2008年2月、第5章(pp. 121-42)。
42 「地域統合―EUの事例」辻康夫・松浦正孝・宮本太郎編著『政治学のエッセンシャルズ』北海道大学出版会、2008年、246-56頁。
43 「ヨーロッパ統合の歴史―視座と構成」遠藤乾編著『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年、序章(pp. 1-19)。
44 「ヨーロッパ統合の前史」(板橋拓巳との共著論文)遠藤乾編著『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年、第1章(pp. 20-53)。
45 「ヨーロッパ統合の再活性化、1979年-1991年」遠藤乾編著『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年、第7章(pp. 221-54)。
46 「冷戦後のヨーロッパ統合、1992年-1998年」遠藤乾編著『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年、第8章(pp. 255-79)。
47 「ヨーロッパ統合とは何だったのか―展望と含意」遠藤乾編著『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年、終章(pp. 310-330)。
48 「ポスト・ナショナルな社会統合 ―多元な自由の語り口のために―」齋藤純一編著『自由への問い<1> 社会統合―自由の相互承認に向けて』岩波書店、2009年、155-181頁。
49 「冷戦後二〇年―ユートピア殺しを超えて」『外交フォーラム』(「ベルリンの壁崩壊から20年」 特集号)、2009年12月号、16-23頁。
50 「ジャン・モネ―グローバル・ガバナンスの歴史的源流」遠藤乾編著『グローバル・ガバナンスの歴史と思想』有斐閣、2010年、47-80頁。
   
学会その他
1 日本政治学会、日本国際政治学会、日本EU学会会員
2 Journal of Comparative Policy Analysis 編集委員会委員(2002年〜)
3 世界政治学会欧州統合部会(IPSA-RC3: European Unification)理事会メンバー(2002年〜)
4 世界政治学会欧州統合部会(IPSA-RC3: European Unification)会長(2006年〜)
5 日本国際政治学会企画委員(2003〜04年)
6 北海道放送HBCラジオ「夕刊北海道」コメンテータ(2005年〜)
7 日本政治学会企画委員(2006〜7年)