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国際ワークショップ

転機のスウェーデンモデル
―社会民主主義レジームの新展開―

INTRODUCTION
 スウェーデンは職業訓練などを中心とした積極的労働市場政策を基礎に、経済成長と福祉国家をみごとに両立させてきました。高い組織率を誇る労働組合が、こうした成長と福祉の戦略のデザインに大きな役割を果たしていました。ところが近年、積極的労働市場政策のパフォーマンスに蔭りが見られ、地方を中心に潜在的な失業率が高まっています。こうした事態は、昨年の総選挙での保守・中道政権の誕生にもむすびつきました。保守・中道諸党は、福祉国家の堅持を謳っていますが、スウェーデン福祉国家が大きな転換期にあることは間違いありません。
 このワークショップでは、いちはやく従来の成長・福祉戦略の限界を指摘してスウェーデンで大きな注目を浴びた、スウェーデンの政府シンクタンク「持続的成長研究機構
」主任研究員ヤン・エドリング氏と、長い間LO(スウェーデン労働総連合)の政策部で欧州政策を担当していたボー・レングレン氏を招き、スウェーデン福祉国家の現況と、労働組合の戦略、新しいスウェーデンモデルの可能性についての講演をしていただきます。
 多くの研究者、実務家の方々の参加を歓迎します。

コーディネーター        .
北海道大学  宮本 太郎

 
  ■日 時: 2008年01月31日(木) 14:00 〜 16:30
  ■会 場: ホテルグランドパレス3F 牡丹・あやめの間
 
PROGRAM
 
 
1. 開会あいさつ・趣旨説明
14:00-14:10
北海道大学
山口 二郎 (YAMAGUCHI Jiro)
宮本 太郎 (MIYAMOTO Taro)
2. 報告 1
14:10-14:40
スウェーデン国立・持続的成長研究機構
ヤン・エドリング (Jan Edling)
(仮題)「グローバル時代の新スウェーデンモデル」
3. 報告 2
14:40-15:10
LO(スウェーデン労働総連合)顧問
ボー・レングレン (Bo Rönngren)
「国境なき時代のスウェーデン労使関係」
  Coffee Break
15:10-15:30
 
4. コメント&リプライ
15:30-16:00
宮本 太郎
ヤン・エドリング
ボー・レングレン
5. 質疑応答
16:00-16:30
 
6. 閉会あいさつ (社)生活経済政策研究所主任研究員
小川 正浩 (OGAWA Masahiro)
エドリング、レングレン両氏の報告は英語で行われます。
適宜、日本語の要約を行います。
 
 
参加申し込み (お申し込みの受付は締め切りました)
 
 参加ご希望の方は、お名前、ご所属、ご連絡先を明記のうえ、1月27日(日)までに下記アドレスあてお申し込みください。

 0131ws@juris.hokudai.ac.jp

 なお、会場の定員(60名)を超え、参加をお断りする場合には、速やかにその旨をご連絡いたします。


 
主催: 北海道大学
●文部科学省科学研究費 基盤研究(A)
  「脱「日独型レジーム」の比較政治分析」(研究代表者 宮本太郎)
●文部科学省科学研究費 基盤研究(S)
  「市民社会民主主義の理念と政策に関する総合的考察」(研究代表者 山口二郎)
                      連絡先/札幌市北区北9西7 TEL&FAX: 011-706-3798
共催: 社団法人 生活経済政策研究所
                          東京都千代田区神田駿河台3-6 TEL:03-3253-3772
後援: 北海道大学大学院法学研究科附属 高等法政教育研究センター
お問い合わせ:グローバリゼーション&ガバナンス研究プロジェクト事務局
                 北海道大学大学院法学研究科612室 TEL/FAX:011(706)3798