「紛争現場からの平和構築
―国際刑事司法の役割と課題―」
城山英明・石田勇治・遠藤乾 編
2007年10月30日発行
東信堂 / 全208ページ
- はじめに
- 城山英明
- 序 大量虐殺後の社会再建と正義
- エリク・ストーヴァー(石田勇治・訳)
- 第1部 紛争の歴史から
- ◆紛争の歴史に学ぶ
- 石田勇治
- 第1章 旧ドイツ領西南アフリカ(現ナミビア)の先住民
ジェノサイド
- ユルゲン・ツィンメラー(石田勇治・訳)
- 第2章 ナゴルノ・カラバフ紛争をめぐる平和構築の課題
- 廣瀬陽子
- 第3章 ルワンダ紛争の主体は誰か
- 武内進一
- 第4章 ボスニア紛争のメカニズム
―多民族社会の再建に向けて
- 清水明子
- 第5章 経路をめぐる紛争としてのアチェ紛争
- 西芳実
- 第6章 グアテマラにおける「歴史的記憶の回復」―憎悪の
連鎖の切断へ向けて
- 狐崎和己
- 第2部 平和構築の現場から導き出された経験知
- ◆平和構築の現場における試みと課題
- 城山英明
- 第7章 民主主義とエスノクラシーの間―イスラエル
/パレスチナにおける紛争と平和の政治地理学
- オレン・イフタヘル(黒木英充・訳)
- 第8章 平和構築における真実探求
―紛争後の東ティモールの事例から
- 松野明久
- 第9章 国際刑事司法過程と平和構築―紛争後社会の
集合的記憶形成を手がかりとして
- 藤原広人
- 第10章 国際刑事裁判所における被害者参加・賠償の
法的枠組みの実施に関する諸課題
- フィオナ・マッケイ(河島さえ子・訳)
- 第3部 グローバル・ガバナンスにおける国際刑事司法
- ◆平和構築に向けたグローバル・ガバナンス
―国際刑事司法の方法・概念・制度
- 遠藤乾
- 第11章 平和構築と応答的ガバナンス
- ジョン・ブレイスウェイト(城山英明・訳)
- 第12章 国際刑事裁判所の機能と課題
- エルキ・コウルラ(五十嵐元道/城山英明・訳)
- 第13章 国際刑事裁判所設立におけるNGOの役割
- フィオナ・マッケイ(五十嵐元道・訳)
- 第14章 平和構築機関としての国際刑事裁判所
- 篠田英朗
- 第15章 相克する「法」の支配
―平和構築と国際刑事司法における教訓
- 寺谷広司
- 第16章 グローバル・ガバナンス、国際刑事司法、そして
ICTYの法実行から浮かび上がる被害者の態様
- ウヴェ・エヴァルド(五十嵐元道/城山英明・訳)
- あとがき
- 小長谷有紀
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