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熟議の理由
―民主主義の政治理論―

田村 哲樹

2008年03月25日発行  勁草書房 / 全212ページ

  • 序論
  • 第1章 なぜ民主主義なのか?
  •   第1節 「統治能力の危機」論再考
  •   第2節 再帰的近代化と民主主義の必要性
  •   第3節 「分断された社会」と「脱社会化」という問題
  • 第2章 現代民主主義理論における分岐
  •   第1節 熟議民主主義・確実性・理性
  •   第2節 闘技民主主義・不確実性・情念
  •   第3節 小括
  • 第3章 接点の模索
  •   第1節 熟議民主主義における自己批判
  •   第2節 闘技民主主義における合意の契機
           ―民主主義的シティズンシップ論を中心に
  • 第4章 分岐以後の民主主義モデルへ
  •   第1節 情念の導入
  •   第2節 利益の復権
  •   第3節 選好の変容再考1
           ―「紛争の次元についてのコンセンサス」と二重効用論
  •   第4節 選好の変容再考2
        ―結論レベルにおける「異なる理由に基づく同意」の可能性
  •   第5節 強制と権威の正当化
  •   第6節 小括―分岐以後の民主主義モデルと残された論点
  • 第5章 熟議民主主義の多層的深化
  •   第1節 制度的次元
  •   第2節 非制度的次元
  • 第6章 規範理論と経験的研究との対話可能性
  •   第1節 事実と価値の分離を超えて?
  •   第2節 熟議民主主義の経験的研究の展開
  •   第3節 規範理論における経験的契機
  •   第4節 「対話可能性」についての考察
  •   第5節 事実と価値の間の政治学
  • 結論