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模索する政治
―代表制民主主義と福祉国家のゆくえ

田村哲樹・堀江孝司 編

2011年07月06日発行
ナカニシヤ出版 / 全352ページ

  • 序章 模索する政治、政治の模索
  • 田村哲樹
  • 第I部 政治アクターの変容と再考
          ―― 民主主義をめぐる模索1
  • 第1章 社会民主主義政党の模索と変容
          ―― イギリス労働党の組織改革を中心に
  • 近藤康史
  • 第2章 労働者・市民・生活者
          ―― 政界再編期における労働組合と政党の模索
  • 堀江孝司
  • 第3章 丸山眞男における「他者感覚」と「主体像」
          ―― 福沢諭吉論を手がかりとして
  • 大園誠
  • 第II部 福祉政治の挑戦とアクターの再考
          ―― 福祉をめぐる模索1
  • 第4章 福祉国家再編の政治とスウェーデン社民党の対応戦略
  • 渡辺博明
  • 第5章 アメリカの福祉レジーム再編に関する一考察
          ―― 医療保険改革・財政改革間の相互制約
  • 坂部真理
  • 第6章 福祉国家と社会運動
  • 田中拓道
  • 第III部 ナショナルなユニットの変容の中で
          ―― 民主主義をめぐる模索2
  • 第7章 ベルギー分裂危機と合意型民主主義
  • 松尾秀哉
  • 第8章 都市の近隣区から政治を模索する
          ―― フランスの住区評議会制は
                   「都市ガヴァナンス」空間を創出するか
  • 中田晋自
  • 第9章 EUが変える政治空間
          ―― 「民主主義の赤字」か「民主主義の多様化」か
  • 小川有美
  • 第IV部 ポスト福祉国家のユニットへ?
          ―― 福祉をめぐる模索2
  • 第10章 カナダにおける社会的シティズンシップと多様性の統合
          ―― 戦後の発展と九〇年代以降の模索
  • 柳原克行
  • 第11章 男性稼ぎ手型家族を基礎とした福祉国家から
                           どのように脱却するのか?
          ―― ベーシック・インカム、性別分業、民主主義
  • 田村哲樹
  • 第12章 福祉国家再編と領域再編の政治
          ―― 移民ケア労働者参入をめぐる変容
  • 伊藤 武
  • 第13章 集団主義的秩序と個人的権利
          ―― EU社会政策の二つの顔とその相克
  • 網谷龍介