2002年度から、文部科学省より学術創成研究費を得て、北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センターを中心に、「グローバリゼーション時代におけるガバナンスの変容に関する比較研究」という共同研究を行うことになりました。これは、政治学を中心に経済学、環境科学、医学など様々な分野の研究者を集め、グローバリゼーションに起因する政治経済の構造変化や、これにともなう様々な政策課題について学際的に迫り、将来の政策モデルを構築しようという野心的なプロジェクトです。
この研究にともなう様々な活動(公開シンポジウムなど)を紹介するとともに、研究から得られた知見を広く社会に発信するために、この研究のホームページを開設することにしました。これから、グローバリゼーションにともなう様々な課題――地球環境問題、社会保障制度の危機、地域経済の崩壊――について、世界の知性を集めて様々な議論を行い、新たなパラダイムを創造していきたいと考えています。また、この研究に参加する研究者の仕事についても、幅広く発信していきたいと思います。
アカデミズムと社会との間に、問題解決のための新たな協働関係を創造することこそ、この研究の究極的な目的です。このホームページがそのための第一歩となることを念願しています。
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