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「水俣病に学ぶ市民自治」
−“水俣病の構造”を終わらせるための環境ガバナンスを考える−
   
6月5日(土) 13:30−16:45 北海道大学文系共同講義棟 8番教室
札幌市北区北9条西7丁目
プログラム:「水俣病と科学のあり方」
科学者は論文になるテーマだけを追い求め、目の前の環境問題には無関心になっているのではないだろうか。水俣病から、いま「私たちが本当に必要とする科学」とは何かを考えたい。さまざまな事象を、水俣病事件に映しだすことによって、何が見えてくるか探る「水俣学」を提唱したい。
基調講演:13:30−14:30
  原田正純●熊本学園大学教授
    「現場からの学問の捉え直し、なぜ水俣学か」
パネルディスカッション:14:45−16:45
  原田正純●熊本学園大学教授
  宮内泰介●北海道大学大学院助教授:環境社会学
  吉岡斉●九州大学大学院教授:科学史
  アン・マクドナルド●宮城大学特任助教授:環境学
コーディネーター:
  小野有五●北海道大学大学院教授:地球生態学
 
6月6日(日) 13:30−16:45 北海道大学学術交流会館 講堂
札幌市北区北8条西5丁目(北大正門横)
プログラム:「水俣病と政治・行政・企業」
水俣病の被害を拡大したのは、問題発生を知りながらこれを放置した企業、行政の不作為だった。その後、近年のHIV事件に至るまで、この不作為の構図は多くの公害・薬害事件で繰り返された。なぜ日本の行政、企業は無責任なのか。科学技術の独走に対して、市民の観点からチェックを加えることの必要性が一層高まっている現在、我々は過去の経験から何を学ばなければならないのか、ともに考えたい。
基調講演:13:30−14:30
  岡本達明●水俣市民議会
    「水俣病の社会的世界」
パネルディスカッション:14:45−16:45
  岡本達明●水俣市民議会
  山口二郎●北海道大学大学院教授:行政学
  畠山武道●北海道大学大学院教授:行政法・環境法
  吉田文和●北海道大学大学院教授:環境経済学
コーディネーター:
  小野有五●北海道大学大学院教授:地球生態学
 
関連リンク
  水俣フォーラム
  北海道環境財団 水俣・札幌展
 
※このシンポジウムは文部科学省科学研究費学術創成研究(2)「グローバリゼーション時代におけるガバナンスの変容に関する比較研究」の一環として行われます。
 
●問合せ
北海道大学大学院地球環境科学研究科 小野有五研究室
電話 011-706-2220
●主催
北海道大学大学院法学研究科 学術創成プロジェクト事務局
電話 011-706-3798
※入場無料、参加ご希望の方は直接会場へお越しください。
※自家用車は構内に乗り入れできません。