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日本国際政治学会2004年度研究大会部会 世界標準設定のポリティクス −グローバル・ガバナンスの解明に向けて− 　 　 　市場のグローバル化に伴う世界標準の形成は、グローバル･ガバナンスの本質的な要素であるにもかかわらず、その過程は必ずしも体系的に解明されてきたとは言いがたい。 　そこで、本部会では、司会による趣旨説明の後、会計、食品安全、自動車排気規制等の分野における諸基準がいかに国際化されたのか、実務家を交えて、政治過程の分析を試みる。これらのセクター横断的な比較考察を通じて、国内／国際、官僚(組織)／民間(団体)といったアクターの関与の相違などが把握でき、セクターごとの特性の理解も進むはずである。のみならず、基準設定におけるグローバル化のリアルな進展を描写しながら、官民を問わず一般に見られる、日本というアクターの影の薄さ、ひいては一国デモクラシーとの齟齬という問題性を浮かび上がらせることができればと考えている。 　また、地域レベルの標準化において長い歴史を持つEUにも着目し、統計というベーシックな政策ツールのEU共通化過程を歴史的にレヴューし、その理論的な含意を検討することで、そうした標準化がそもそも政治体制作りに持っている意味に立ち戻って考えてみたい。 　 日時：2004年10月16日（土）　9：30−12：00 場所： 兵庫県立 淡路夢舞台国際会議場 〒656-2301 兵庫県津名郡東浦町夢舞台1番地 TEL:0799-74-1020 FAX:0799-74-1021 http://www.yumebutai.org/ 報告者   藤沼亜起●公認会計士協会長、国際会計士連盟元会長   　　「国際会計基準の設定過程」   城山英明●東京大学助教授   　　「食品安全と自動車大気排出規制における国際標準化の比較」   Ulf Sverdrup●オスロ大学ＡＲＥＮＡ研究所上級研究員   　　"Figuring integration - the role of statistical harmonization 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 in the European polity" コメンテータ   宮本融●北海道大学特任助教授（本プロジェクト研究分担者） コーディネータ・司会   遠藤乾●北海道大学助教授（本プロジェクト研究分担者） 　 ※ この研究会は、日本国際政治学会2004年度研究大会の部会として、当プロジェクトと人文社会プロジェクト『グローバル・ガバナンスに向けた知の再編』の支援で行われるものです。 日本国際政治学会2004年度研究大会http://jair.or.jp/old_documents/event/2004.pdf 　 ●問合せ 　　遠藤乾（北海道大学） 　　Tel/Fax: 81 11 706 3796 / E-mail: endo@juris.hokudai.ac.jp

　

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