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日 時 : |
2006年3月9日(木) 13:30−17:00 |
場 所 : |
ホテルグランドパレス(東京都千代田区飯田橋1−1−1) |
主 催 : |
文部科学省科学研究費学術創成研究
「グローバリゼーション時代のガバナンスの変容に関する比較研究」 |
厚生労働省政策科学研究推進事業
「ソーシャル・インクルージョンの諸アプローチとその効果及び国内施策への適用可能性についての研究」 |
共 催 : |
(社)生活経済政策研究所・(財)地方自治総合研究所 |
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INTRODUCTION
今日の政府、地方自治体は公共サービスの供給体制について大きな転換を迫られている。財政が逼迫するなかで、市民のニーズは多様化しより質の高いサービスが求められている。また雇用政策などソーシャル・インクルージョンの分野で自治体の役割が高まっている。こうしたなか、地方自治体がすべての市民に等しくサービス利用の機会を提供し続けることができるかは、格差社会の行方に決定的な影響をもたらす。
アングロサクソン諸国を中心に、公共サービスの民営化やニューパブリックマネジメントの導入がすすめられているが、こうした手法は時としてすべての市民にアクセス可能なユニバーサルサービスの解体をもたらす場合があることが指摘されている。他方、北欧の高度福祉国家でもサービス供給体制の多元化がすすみ、ニューパブリックマネジメント的な手法が導入されている。しかし、そのアプローチはアングロサクソン諸国との方法とは異なったものであり、ユニバーサルサービスの維持と発展に成功しているとされる。このワークショップでは、デンマークとスウェーデンの二人の政治学者を招き、これまであまり詳細に伝えられてこなかった北欧における公共サービス改革の動向について検討し、その意義を考える。
デンマーク、オールボー大学のヨルゲン・グル・アンデルセン教授は、90年代の終わりから驚くべき成功を収めて注目されているデンマークの雇用政策およびアクティベーション政策を論じ、併せてデンマークの公共セクター改革について説明する。スウェーデン、ウプサラ大学のパウラ・ブロムクヴィスト博士は、スウェーデンの公共セクター改革の近年の動向を、教育、高齢者福祉、保育等の政策領域別に論じる。 |
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PROGRAM
13:30-13:40
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開会あいさつ
北海道大学教授
山口 二郎 |
13:40-14:50
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報告J
オールボー大学教授(デンマーク)
ヨルゲン・グル・アンデルセン
「デンマークの雇用政策と公共セクター」 |
14:50-16:00
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報告K
ウプサラ大学博士 (スウェーデン)
パウラ・ブロムクヴィスト
「スウェーデンの公共サービス改革の動向」 |
16:00-16:10
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休憩 |
16:10-16:20
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コメント
北海道大学教授
宮本 太郎 |
16:20-17:00
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オープン・ディスカッション |
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閉会あいさつ
社団法人 生活経済政策研究所専務理事
小川 正浩 |
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※アンデルセン教授、パウラ博士の報告は英語で行われます(日本語通訳付き)
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COORDINATOR
●参加申し込み |
期日になりましたので締め切りました
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●連絡先 |
北海道大学大学院法学研究科 学術創成プロジェクト事務局 |
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