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「統合停滞するがEUは強じん」
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アイルランド国民投票でのリスボン条約否決は深刻で、EU統合は停滞が予想されるが、通貨統合や世界標準の設定権力としてのEUの強じんな力は今後も残る。ただ、リスボン条約は2005年にフランスやオランダで否決された欧州憲法条約の内容を穏健にしたものであり、それが否決された現在、どこを修正すれば批准されるのか不明確だ。内容をさらに希薄化させることに同意する国が多数派を占めるかどうかも不透明。アイルランドでの結果は、EU懐疑派勢力が多いチェコなどでの批准プロセスに影響する可能性がある。当面は迷走が続くだろう。
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