講義・演習(2021年度) ※公式なものは北大シラバスでご確認ください。※休講情報はこちら

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北大 オンライン授業導入ガイド(Guide for Online Lectures at Hokudai)北大SSOシステム
技術政策学行政学科学技術政策特論日本法入門行政学特殊演習演習Ⅰ公共経営特論Ⅲ

1.公共政策大学院「技術政策学」(1学期:火2)

※ 渡部要一先生と共同

●キーワード Key Words
 科学技術・イノベーション、公共政策、政策決定、政策実施、政策評価、ガバナンス、基本計画、テクノロジー(リスク)・アセスメント、リスク・マネジメント、リスク・コミュニケーション、規制政策、公共事業、国際標準化、インフラ整備、兵器開発、環境問題、知的財産権、AI(人工知能)、ディープ・ラーニング(深層学習)

●授業の目標 Course Objectives
 北海道大学公共政策大学院(HOPS)は、2005年に法学部・経済学部・工学部が共同で創設して以来、「文理融合」を理念の1つに掲げ、この「技術政策学」を前提科目に位置付けている。こうした学際的でシステマティックな「文理融合」への取り組みは、全国のどの公共政策大学院と比べてもかなり特徴的である。

 本講義では、様々なバックグラウンドを持つ受講者(とりわけ1年次学生)において、科学技術と公共政策の関係を、「公共政策のための科学技術」と「科学技術のための公共政策」の両面から学び、公共政策上の問題解決に必要な専門性と実践力を獲得するための基盤を形成してもらうことを目標とする。

 HOPSのカリキュラム上、本講義は「公共経営コース」と「国際政策コース」のみの選択必修科目となっている。しかしながら、本講義では公共政策の一般理論も話題にすることを予定しているほか、いわゆる「文系」的思考と「理系」的思考の相互作用を体感しながらそれらを可能な限り「融合」し、既存のディシプリンを超えて、公共政策上の様々な問題解決に必要な総合的・実践的な専門性を身に付けてもらうことを目標としている。したがって、すべてのHOPS生が本講義を積極的に受講することが期待される。

●到達目標 Course Goals
 本講義では、「科学技術のための公共政策」、すなわち、科学技術を持続可能な形で発展・進化させていくための公共政策・規制政策とはどういったものかということと、「公共政策のための科学技術」、すなわち、社会問題の解決と公共政策に科学技術がどう作用・貢献し、あるいは活用されているかということ。この両面から、科学技術と公共政策の関係について考察・理解する。これを通して、受講者が、公共政策上の問題解決に必要な「文理融合」の総合的・体系的な専門性・理解力と思考様式(の基盤)を獲得することを到達目標とする。

●授業計画 Course Schedule
 本講義では、まず総論として、上記の「科学技術のための公共政策」と「公共政策のための科学技術」の大枠を示した上で、科学技術と公共政策の一般理論、例えば、科学技術ガバナンスの制度・歴史・諸概念、科学技術の政策決定に影響する諸要因、技術革新が公共政策や社会・制度のあり方に与える変化の態様などについて、映像資料なども活用しながら、また、受講者間でディスカッションもしながら、検討する。

 続いて、各担当教員が講じる具体的事例に基づいて、科学技術と公共政策の各論的な検討を進めていく。そこでは、例えば、インフラ整備の公共政策論上の課題、科学技術と安全保障の交錯状況、環境問題と知的財産権をめぐる国際政治経済、情報技術やAIの利用と社会的課題などがテーマとなる(詳細な進行表は講義初回に配布する)。

 なお、HOPSでは、その「文理融合」の取り組みをいっそう深化させるべく、通常並列的に取り扱われ、議論が拡散しがちで多岐に渡るテーマをある程度一貫性のある形で展開していくための教育・研究プログラムを設けている。これは、いわば座学としての本講義を補完する。

 HOPS生には、本講義受講後に上記プログラムにも積極的に参加するとともに、本講義で学んだことを他の関連科目(「公共経営特論」、各種「事例研究」など)やリサーチペーパーの執筆(「公共政策特別研究」)にも活かすことで、公共政策上の問題解決に必要な「文理融合」の総合的・体系的な専門性と思考様式を獲得することが期待される。

●準備学習(予習・復習)等の内容と分量 Homework
 基本的には、毎回講義に出席してその内容を理解し、教室でのディスカッションにも積極的に参加することが求められる。場合によっては、

①各担当教員が提示する資料等を通読し予習しておくこと、
②講義内容を踏まえてレスポンス・ペーパーを提出したり、それを教室で発表したりすること、
③講義内容の理解度確認などを目的に中間・最終レポートを提出すること、

を求めることがあり得、それ相応の予習・復習が必要となる。

●成績評価の基準と方法 Grading System
 各担当教員が提示する課題(中間・最終レポート、ディスカッション、プレゼンテーションなど)の出来に基づき、成績評価を行う。その基準の目安は下記の通り。

① 本講義の内容を理解している・・・可
② ①について、具体的事例にあてはめて一応の説明ができる・・・良
③ ②について、的確なテクノロジー・アセスメント、政策分析ができる・・・優
④ ③について、特に優れた成果が認められる・・・秀

●テキスト・教科書 Textbooks
 参考文献は講義の中で適宜紹介する。

●講義指定図書 Reading List
 参考文献は講義の中で適宜紹介する。

●参照ホームページ Websites
HOPS研究プロジェクト・文理融合ルネッサンス

●研究室のホームページ Websites
https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/soilmech/index.html
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/index.html

●備考 Additional Information
 パンデミックの状況によりオンライン開講に切り替わる可能性もあるので、直前の掲示等に注意すること。

[English Version]

* Co-offered with Professor Dr. Yoichi Watabe

●Key Words
 STI (Science, Technology, and Innovation), public policy, policy-making, policy implementation, policy evaluation, governance, basic/standard plan, technology/risk assessment, risk management, risk communication, regulatory policy, public utility, international standardisation, infrastructure management, arms race, environmental issues, intellectual property rights, artificial intelligence, deep learning

●Course Objectives
 The Hokkaido University Public Policy School (HOPS) was established in 2005 in collaboration with the law, economy, and engineering faculties. Under its founding concept of Integration of Humanities/Social-Sciences and Science/Technology, it encourages all newcomers to take the Technology Policy course before continuing to other applied courses. HOPS' systematic interdisciplinary approach to the science, technology, and innovation (STI) policy is unique among public policy graduate schools in Japan.

 This course instructs students from various backgrounds to form a basis for the required expertise and competence to solve public policy problems. Furthermore, it aims to provide knowledge regarding the relationship between STI and public policy from both viewpoints — STI for public policy, and vice versa.

 Although the course is formally only compulsory for students from the public management and international policy courses, other students are also encouraged to join voluntarily because the course commences with a lecture on general public policy theory and the agendas. This course aims to offer comprehensive and practical knowledge for solving all public policy problems by overcoming the chasm between the arts and science disciplines, integrating their ways of thinking, and realising their synergy.

●Course Goals
 This course consists of two parts. The first part — public policy for STI — discusses what kind of public policy and regulations exist to develop and evolve a sustainable STI and what it should be. The second part — STI for public policy — discusses how STI functions and contributes to society and how it is utilised to solve social problems and public policy. Through this course, students would obtain comprehensive and systematic expertise, knowledge, and competence, thus forming the foundation for solving public policy problems through interdisciplinary thinking.

●Course Schedule
 As an introduction to the course, the general theory of STI and public policy outline, or the framework mentioned above — public policy for STI and STI for public policy — will be lectured. Participants will also exchange opinions for lectures or after watching audio-visual materials on themes such as the structure, institutions, and the history of STI governance, factors that influence STI policy-making, and societal/political transitions provoked by STI.

 Subsequently, the course will proceed to specific agendas or case studies concerning STI and public policy. The following subjects will be discussed: infrastructure development in relation to public policy, the intertwining STI and international security, the political economy of environmental issues and intellectual property rights, and the social impact of the newly emerging information technology and artificial intelligence (the detailed schedule is to be announced on the first day of the course).

 HOPS has established an integral and coherent education/research programme to advance and deepen our interdisciplinary approach to public policy. It constitutes and promotes the Technology Policy course beyond the classroom lecture.

 Students are required to participate in the programme mentioned above and continue their efforts in other courses and seminars such as the Public Management Special Lecture, various Policy Case Studies, and their final project, the Research Paper. This programme should enable students to acquire comprehensive, interdisciplinary, and systematic expertise and competence.

●Homework
 Students are required to attend all classes, understand what is lectured, and participate in critical discussions. Students may be asked to

(1) read the study material before attending class,
(2) respond to lectures and make classroom presentations, or
(3) write mid-term/final reports so that professors can assess students' understanding of lectures.

Students are expected to work diligently.

●Grading System
 The mid-term/final reports, participation in discussions, class presentations, and other tasks are graded as follows:

[C] students certified to have understood the lecture,
[B] students able to explain the current STI policy based on the lectured framework,
[A] students able to assess and analyse the current STI policy proficiently,
[S] students who performed the tasks mentioned above exceptionally well.

●Textbooks
 References and a reading list will be offered in class.

●Reading List
 References and a reading list will be offered in class.

●Websites
HOPS Reserch Project

●Website of Laboratory
https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/soilmech/index.html
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/index.html

●Additional Information
 Students are asked to pay attention to short notices because this course might be offered online according to the coronavirus pandemic.

2.法学部「行政学」(1学期:火4・金2) ※ 文学部「政治学(行政学)」と合併

●キーワード Key Words
・官僚制、行政制度、行政組織、行政活動、公共政策

●授業の目標 Course Objectives
・現代国家における行政の構造と機能について、様々な行政の制度、行政官僚制の特質、そして行政活動のメカニズムに焦点を当てつつ、意思決定論・組織管理論・政策分析論等の観点から考察する。
・また、政策の立案・執行・評価の各局面において生ずる課題、及び政策の実現を左右する要因についても検討する。

●到達目標 Course Goals
(1) 行政(学)の基礎と全体像を、その過去・現在・未来、制度・組織・活動の観点から、理論的・実践的に理解し捉えることができる。
(2) 現代日本の行政の特質を、歴史的な観点や国際比較の観点から捉えることができる。
(3) 現代行政の課題とその解決の方向性について、主体的かつ現実的に考えることができる。

●授業計画 Course Schedule
 行政学は、現代国家における行政の構造と機能について、行政を構成する3要素、すなわち、

①国民からの付託により行政組織が位置付けられ、活動の前提となる枠組みを形作っている「制度」、
②行政活動を行う主体である「組織」、
③行政機関が国民に対して何らかの働きかけを行う「活動」

という観点から体系的に研究する分野である。

 本講義では、行政(学)の過去・現在・未来を、その制度・組織・活動という3つの観点から体系的に検討する。構成(案)は下記の通り。

 序 章 はじめに
  (1) 行政(学)とは何か
  (2) 行政分析の方法・枠組み
  (3) 行政(学)の歴史
 第1章 制度論
  (1) 政府の仕組み
  (2) 政府間関係-国際・国内
  (3) 立法・司法等との関係
 第2章 組織論
  (1) 官僚制論・公務員制度
  (2) 行政組織・管理論
  (3) 行政改革
 第3章 活動論
  (1) 政策過程
  (2) 行政と社会の相互作用
  (3) 行政の統制と責任
 終 章 おわりに
  (1) 本講義のまとめ
  (2) 行政(学)の展望
  (3) その他

 なお、本講義は4学期制対応科目として開講する。また、法曹を目指す方にも有益な講義にしたい。

●準備学習(予習・復習)等の内容と分量 Homework
・予習すべき参考文献等を指定する場合もあるが、基本的には、講義に出席ししっかりとノートをとって行政学を習得してもらいたい。
・定期試験では、①講義内容をきちんと理解できているか、②それを受けて行政(学)に興味を持ち、③自分なりに考えを深められているかを確認する予定である。
・なお、任意のレポート提出を受け付け、平常点に加味する場合がある。

●成績評価の基準と方法 Grading System
・定期試験の成績を基本としつつ、平常点を加味して評価する。
・おおよその成績評価基準は以下の通り。
  可:上記の点について、6割程度達成できている。
  良:上記の点について、7割程度達成できている。
  優:上記の点について、8割程度達成できている。
  秀:上記の点について、9割程度達成できている。

●テキスト・教科書 Textbooks
・講義はレジュメ等の配布資料に沿って進めていく予定。詳細は初回講義でアナウンスする。講義の中で参考文献を適宜紹介する。

●講義指定図書 Reading List
現代の行政[新版] / 森田朗:第一法規, 2017, ISBN:9784474057197
新版 行政学 / 西尾勝:有斐閣, 2001, ISBN:4641049777
これは参考文献の単なる一例に過ぎない。他の参考文献は講義の中で適宜紹介する。

●参照ホームページ Websites
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/education2021.html#link2

●備考 Additional Information
・本講義は、状況によりオンライン開講に切り替わる可能性があるため、直前の掲示等に注意すること。その場合、ELMSに順次、レジュメと音声をアップロードしていく。必ずしも時間割通りにできるとは限らないので、柔軟に時間を見つけて聞いていくこと。
・オンライン講義で生じ得る様々な不足点は、講義指定図書に挙げてある、森田朗(2017)『現代の行政[新版]』第一法規(ISBN:9784474057197)を併行して読むことで、補うことをお勧めする。
・本講義の成績評価は、学期末試験(もしくはレポート)の結果を基に行う。学期末試験は、通常の方式での実施ができない場合、今のところ、出題後48時間後を提出期限とする、諸条件付きの文章問題等とする予定。詳細は初回に案内する。質問は yuichim(at)juris.hokudai.ac.jp にて受け付ける。

[English Version]

●Key Words
・Bureaucracy, governmental system, organisation, activities, public policy

●Course Objectives
(1) To investigate the structure and functions of modern government and public administration (PA) from viewpoints of decision making, organisational management, and policy analysis, focusing on various institutions in the governmental system, administrative bureaucracy, and policy implementation mechanisms.
(2) To analyse theoretical and practical issues emerging during each policy life stage, such as agenda setting, policy designing, decision making, implementation, and assessment, and to identify factors that determine each policy’s output and outcomes.

●Course Goals
(1) To grasp the background and overview of PA (science) – based on its past, present, and future – from the perspectives of the governmental system, organisation, and activities.
(2) To construct a historical and comparative framework and thereby identify the characteristics of modern government and public administration with the purpose of relativising it.
(3) To obtain the theoretical and practical knowledge necessary to work by themselves on problems and find feasible solutions.

●Course Schedule
PA science, which takes a theoretical and systematic approach to the structure and functions of modern government, consists of three factors:

(1) the governmental system, which places governmental organisations and personnel after they are delegated by the public and that forms the structural proposition for governmental activities;
(2) the governmental organisation, which acts for policy implementation; and
(3) governmental activities, which work with the public in some way.

My lectures discuss the past, present, and the future of PA (science) systematically from the above-mentioned viewpoints. The contents are planned as follows:

 Introduction
  Section 1. What is PA (Science)?
  Section 2. Methods and Frameworks for PA Analysis
  Section 3. History of PA (Science)
 Chapter 1. Governmental System
  Section 1. The Governmental System’s Structure
  Section 2. Inter-Governmental Relations
  Section 3. Relations with Parliament and Courts
 Chapter 2. Governmental Organisation
  Section 1. Bureaucracy and the Personnel System
  Section 2. Organisational Theory and Management
  Section 3. Administrative Reform
 Chapter 3. Governmental Activities
  Section 1. Policy Process: Life Stages
  Section 2. Interactions between Government and Society
  Section 3. Government Control and Responsibility
 Final Chapter
  Section 1. Wrap Up
  Section 2. Prospect for the Future: Beyond Governance
  Section 3. Appendix for End-of-Term Exam

I aim to provide a meaningful lecture, even for those students who major in law. This lecture can be provided in the first and second halves of the semester.

●Homework
(1) Students are required to attend every class and take notes so that they may come to grasp the background and overview of PA. A reading list will be offered for their preparation and review prior to my lectures.
(2) The end-of-term exam questions whether students (a) understood my lectures, (b) are interested in PA and the related phenomena, and (c) have deepened their thinking based on the knowledge they obtained about PA theory and practice.
(3) An individual project and report on my lectures are appreciated, and they can be additionally graded.

●Grading System
(1) Grading will be based on the end-of-term examination (100%).
(2) An approximate grading system is as follows:
  [C]–[C+]: 60% of the points above have been achieved.
  [B–]–[B]: 70% of the points above have been achieved.
  [B+]–[A–]: 80% of the points above have been achieved.
  [A]–[A+]: 90% of the points above have been achieved.

●Textbooks
My lectures are conducted based on my outline paper, which is handed out at the beginning of every class and within which the contents of various textbooks are reflected. A reference and reading list will be offered in class.

●Reading List
Morita, A. (2017). Modern Public Administration. Daiichi Houki. ISBN: 9784474057197
Nishio, M. (2001). Public Administration. Yuhikaku. ISBN: 4641049777
These are just examples of the references. Other references and a reading list will be offered in class.

●Websites
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/education2021.html#link2

●Additional Information
・This lecture might probably be offered on the Internet because of this coronavirus pandemic. Students are asked to pay attention to short notices. Students of English speakers are asked to email me, the instructor ( yuichim(at)juris.hokudai.ac.jp ), for further information.

3.工学院(大学院共通科目)「科学技術政策特論」(1学期:金5)

※ 矢久保考介先生ご担当のオムニバス講義(村上担当日は7月9日)

●キーワード Key Words
・科学技術政策、産業政策と産業技術、農業政策と科学技術、情報通信政策、医療政策、交通政策、環境政策と科学技術、地域科学技術、宇宙開発、海洋開発、科学技術とイノベーション

●授業の目標 Course Objectives
・政府、地方自治体、政府関係機関が推進する科学技術政策について、政策課題解決の第一線で活躍する講師陣から学ぶことを通じて、科学技術政策への関心と洞察力を涵養する。

●到達目標 Course Goals
・政策の受益者・対象者としてだけではなく、政策の形成者・実施者としての考え方や物の見方をも理解した上で、卒業後に、自らの仕事や日々の生活の関連で科学技術が関わる課題について、適切に判断できる能力の獲得を目標とする。

●授業計画 Course Schedule
・非常勤講師として、それぞれの政策課題解決の第一線で活躍する各省庁、自治体、政府関係機関幹部職員が講義を行う。

1.科学技術政策概論(1回)
・講義のガイダンスを行うとともに、科学技術政策推進のメカニズムについて基本的事項を学ぶ。

2.社会の課題解決に向けた科学技術政策の現状と展望(13回)
・内閣府、文部科学省、農林水産省、環境省、科学技術振興機構、政府関係機関、地方自治体等で活躍する専門家から、それぞれの行政分野の課題と解決に向けた技術政策の関わりについて、現場の体験等に則し具体的に学ぶ。
・尚、令和3年度の本講義はオンライン形式で行われる。オンライン講義の内容は下記サイトを参照すること。
-- https://sites.google.com/elms.hokudai.ac.jp/kagiseisaku2021CEED
-- https://www.ceed.eng.hokudai.ac.jp/lecture#listA

●準備学習(予習・復習)等の内容と分量 Homework
・各講義終了後に、取り扱われた政策課題の解決と科学技術政策との関連について自分なりの所見をまとめておくことが推奨される。

●成績評価の基準と方法 Grading System
・出欠確認も兼ねて行う毎回講義終了後の感想レポート、一連の講義終了後に課す最終レポートによって評価する。

●テキスト・教科書 Textbooks
・指定テキストはなく、講義の度に必要に応じて配布するが、日常から社会におけるさまざまな分野の課題解決と科学技術政策との関係に注意を払って欲しい。

●参照ホームページ Websites
https://sites.google.com/elms.hokudai.ac.jp/kagiseisaku2021CEED
https://www.ceed.eng.hokudai.ac.jp/lecture#listA

●備 考
・令和3年度の本講義はオンライン形式で行われる。オンライン講義の内容は下記サイトを参照すること。
-- https://sites.google.com/elms.hokudai.ac.jp/kagiseisaku2021CEED
-- https://www.ceed.eng.hokudai.ac.jp/lecture#listA

●村上担当回(7/9)について
・日本の研究開発費総額の対GDP比は世界的に見て高い水準にありますが、そのうちの政府負担割合は他の先進諸国よりも低水準にとどまっています。また、日本では第2期科学技術基本計画以降、研究開発投資目標額が達成されていません。これは一体なぜなのでしょうか。
・日本が「科学技術立国」として「再生」するにはどうすればよいかを検討するための1つのアプローチとして、私の講義では、日本の科学技術政策を行政学・公共政策学の観点から、より具体的には政府予算の面から、考えてみたいと思います。それを通して、日本の科学技術政策の特徴を皆さんに知っていただければ幸いです。

[English Version]

※ Omnibus lecture in charge of Professor Kosuke Yakubo

●Key Words
・Science and technology policy, Industrial policy and industrial technology, Agriculture policy, Information and communication policy, Medical policy, Transportation policy, Environmental policy, Space development, Marine development, Technology and innovation, Local policy

●Course Objectives
・Learn the science and technology policy of the central and local governments from lectures by professional officers.

●Course Goals
・By understanding the process to determine the science and technology policy, gain ability that you can consider the problems on science and technology around you properly.

●Course Schedule
・Professional officers from the central and local governments give lectures on their special fields.

1. Introduction to Science and Technology Policy (1 time)
・A guidance on the lecture is provided. Participants will learn basics of the promotion mechanism of science and technology policy.

2. Current status and prospects of science and technology policies for solving social issues (13 times)
・Through the lectures by experts working in the Cabinet Secretariat, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, Japan Agency for Medical Research and Development, Ministry of Economy, Trade and Industry, Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism, Ministry of the Environment, local governments, etc., participants will learn science and technology policies for solving the issues in each administrative field.

・This lecture in 2021 will be held online. Please refer to the following web site for the contents of the online lecture.
-- https://sites.google.com/elms.hokudai.ac.jp/kagiseisaku2021CEED
-- https://www.ceed.eng.hokudai.ac.jp/lecture#listA

●Homework
・Make a brief memorandum on each topic with your opinion.

●Grading System
・Brief comment on each lecture and final essay.

●Textbooks
・No text book is specified and the materials used in the lectures will be given at each lecture. Students are expected to pay attention to the relationships between problem resolution in various fields and the policy of Science and Technology.

●Websites
https://sites.google.com/elms.hokudai.ac.jp/kagiseisaku2021CEED
https://www.ceed.eng.hokudai.ac.jp/lecture#listA

●Additional Information
・This lecture in 2021 will be held online. Please refer to the following web site for the contents of the online lecture.
-- https://sites.google.com/elms.hokudai.ac.jp/kagiseisaku2021CEED
-- https://www.ceed.eng.hokudai.ac.jp/lecture#listA

4.法学部「日本法入門」(2学期:月1) ※ 大学院法学研究科「法政理論特殊講義」と合併

※ 伊藤隼先生・齊藤正彰先生・松尾誠紀先生・水野浩二先生との共同

●授業内容
・学部生、研究生、大学院生として来日したばかりの留学生を対象に、日本の法学・政治学の基礎的理解を得ることを目的とする授業(詳細については、別紙参照) 。

●実施方法
・オンライン授業 (実施形態詳細はELMSで周知)

●評価方法
・授業参加態度及び各担当者のレポートによる。

5.大学院法学研究科「行政学特殊演習」(2学期:火2)

●キーワード Key Words
・官僚制、行政制度、行政組織、行政活動、公共政策

●授業の目標 Course Objectives
・ 最近の行政学の研究論文を読み、独自の行政学研究に取り組む。

●到達目標 Course Goals
(1) 最近の行政学研究の動向を学習するとともに、検討すべき論点を抽出し、ディスカッションをすることができる。
(2) 先行研究の内容や方法を参考にしつつ、独自の行政学の調査・研究に取り組むことができる。
(3) 自分の調査・研究の成果を論文にまとめ、表現することができる。

●授業計画 Course Schedule
(1) 本演習では、まず、行政学研究の最新動向を把握するのに適した論文を輪読する。採り上げる論文の候補として、

Public Administration Reviewhttp://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/(ISSN)1540-6210
Public Administrationhttp://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/(ISSN)1467-9299
Policy Scienceshttp://link.springer.com/journal/11077
Journal of Policy Analysis and Managementhttp://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/pam.2015.34.issue-1/issuetoc
Public Management Reviewhttp://www.tandfonline.com/toc/rpxm20/current#.VI6aCmcfqUk
Regulation & Governancehttp://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/(ISSN)1748-5991

等があり、受講者とも相談しつつ決定する。演習では、前半で担当者が論文の要旨説明と論点提示をし、後半でそれに関して受講者全員でディスカッションをする。

(2) その上で、受講者が、各論文の内容を参考にしつつ独自の行政学研究に取り組む。研究の内容は、担当した論文の内容に関する発展的考察でも、関連する研究論文の論評でも、関係する行政現象の事例研究でも、基本的には受講者の自由な発想に任せたい。担当教員からは、テーマの設定や関連する文献の提案、研究の方向付け等、可能な限りのサポートをしたい。

(3) 最終的には各自の研究の成果を10,000字程度の論文にまとめ、期限内に提出することを求める。本演習を通して、行政学の知見のみならず、自ら課題を発見してディスカッションし、自ら研究しその成果を表現する能力を会得できよう。

●準備学習(予習・復習)等の内容と分量 Homework
・まずは①自分の担当箇所の要旨説明と論点提示、②毎回のディスカッションへの参加、及び、③独自の行政学研究と論文執筆を求めるので、それに付随する予習・復習が必要となる。

●成績評価の基準と方法 Grading System
・演習への参加・貢献度と論文の出来を基本としつつ、平常点を加味して評価する。
・おおよその成績評価基準は以下の通り。
  可:上記の点について、6割程度達成できている。
  良:上記の点について、7割程度達成できている。
  優:上記の点について、8割程度達成できている。
  秀:上記の点について、9割程度達成できている。

●テキスト・教科書 Textbooks
・ 参考文献は演習の中で適宜紹介する。

●講義指定図書 Reading List
・参考文献は演習の中で適宜紹介する。

●参照ホームページ Websites
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/education2021.html#link5

●備 考
・受講を希望される方は、開講日の遅くとも1週間前までに、大学院での研究テーマと本授業で要旨説明・論点提示を担当したい文献を担当教員(yuichim(at)juris.hokudai.ac.jp)までご連絡ください。

[English Version]

●Key Words
・Bureaucracy, governmental system, organisation, activities, public policy

●Course Objectives
・To find and read recent distinguished studies on public administration and public policy, discuss them critically in class, and then work on respective independent research projects.

●Course Goals
(1) To read recent studies on public administration and public policy, determine theoretical and practical issues to be discussed, and examine them critically in class.
(2) To undertake an independent research project, referring to the results and methodologies of other previous research.
(3) To write a thesis based on the results of the research project, and make a presentation in class to improve it.

●Course Schedule
(1) Participants are required firstly to read recent books or peer-reviewed papers on public administration and public policy. Texts (written mainly in English) are to be recommended by the professor on the first day. In the first half of a class, a coordinator, or participant in charge, summarises the text and introduces some related literature. Participants then discuss theoretical and practical issues provided by the coordinator critically and productively in the latter half.

(2) Participants secondly work on their own research projects, referring to the results and methodologies of other previous studies. Any project themes are appreciated: such as the further investigation of discussed texts, productive reviews of related literature, or theoretical analysis of actual cases and phenomena. The professor is able to provide as much support as possible as to agenda-setting, related literature, research direction and so on.

(3) Participants are ultimately required to write a short thesis based on the results of their projects, and send it to the professor before the announced deadline. This exercise will help participants to acquire basic knowledge of public administration and public policy, and to find out important theoretical issues, investigate them and present their findings to others effectively.

●Homework
・Participants are asked (1) to summarise an assigned text and provide agendas to be discussed in class, (2) to participate in each discussion, and (3) to do research on their own independent project and write a short thesis. The accompanying preparations and reviews are necessary.

●Grading System
(1) Grading will be based on (a) discussion coordination (30%), (b) class participation (40%), and (c) writing assignment (30%).
(2) An approximate grading system is as follows:
  [C]–[C+]: 60% of the points above have been achieved.
  [B–]–[B]: 70% of the points above have been achieved.
  [B+]–[A–]: 80% of the points above have been achieved.
  [A]–[A+]: 90% of the points above have been achieved.

●Textbooks
・References and a reading list will be offered in class.

●Reading List
・References and a reading list will be offered in class.

●website of Laboratory
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/

●Additional Information
・Those who want to join this course are asked to email me, the professor ( yuichim(at)juris.hokudai.ac.jp ), with your information on the research interest, well before it starts, for further information.

6.法学部「演習Ⅰ」(2学期:火4)

●キーワード Key Words
・官僚制、行政制度、行政組織、行政活動、公共政策

●授業の目標 Course Objectives
・行政学や政治学に関する比較的新しい文献を読み、独自の行政学研究に取り組む。

●到達目標 Course Goals
(1) 様々な観点から書かれた行政学の研究論文を読み、検討すべき論点を抽出し、ディスカッションをすることができる。
(2) 先行研究の内容や方法を参考にしつつ、独自の行政学の調査・研究に取り組むことができる。
(3) 自分の調査・研究の成果を論文にまとめ、表現することができる。

●授業計画 Course Schedule
(1) 本演習では、まず、様々な観点から書かれた行政学や政治学に関する文献を輪読する。演習では、前半で担当者が文献の要旨や参考文献との関係等について説明した上で論点を提示し、後半でそれに関して受講者全員でディスカッションをする。

(2) その上で、受講者が、各章の内容を参考にしつつ独自の行政学研究に取り組む。研究の内容は、担当した章の内容に関する発展的考察でも、関連する研究論文の論評でも、関係する行政現象の事例研究でも、基本的には受講者の自由な発想に任せたい。担当教員からは、テーマの設定や関連する文献の提案、研究の方向付け等、可能な限りのサポートをしたい。

(3) 最終的には各自の研究の成果をA4紙3枚程度の論文にまとめ、期限内に提出することを求める。本演習を通して、行政学の知見のみならず、自ら課題を発見してディスカッションし、自ら研究しその成果を表現する能力を会得できよう。

●準備学習(予習・復習)等の内容と分量 Homework
・ まずは①自分の担当箇所の要旨説明と論点提示、②毎回のディスカッションへの参加、及び、③独自の行政学研究と論文執筆を求めるので、それに付随する予習・復習が必要となる。

●成績評価の基準と方法 Grading System
・演習への参加・貢献度と論文の出来を基本としつつ、平常点を加味して評価する。
・おおよその成績評価基準は以下の通り。
  可:上記の点について、6割程度達成できている。
  良:上記の点について、7割程度達成できている。
  優:上記の点について、8割程度達成できている。
  秀:上記の点について、9割程度達成できている。

●テキスト・教科書 Textbooks
・参考文献は演習の中で適宜紹介する。

●参照ホームページ Websites
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/education2021.html#link6

●備 考
・本演習に係る資料配布に当たっては、ELMSなども活用する予定。
・やむを得ず出席できない回がある場合は、必ず事前に申し出ること。
・パンデミックの状況によりオンライン開講に切り替わる可能性もあるので、直前の掲⽰等に注意すること。

[English Version]

●Key Words
・Bureaucracy, governmental system, organisation, activities, public policy

●Course Objectives
・To find and read recent distinguished studies on public administration and public policy, discuss them critically in class, and then work on respective independent research projects.

●Course Goals
(1) To read recent studies on public administration and public policy, determine theoretical and practical issues to be discussed, and examine them critically in class.
(2) To undertake an independent research project, referring to the results and methodologies of other previous research.
(3) To write a thesis based on the results of the research project, and make a presentation in class to improve it.

●Course Schedule
(1) Participants are required firstly to read recent books or peer-reviewed papers on public administration and public policy. Texts (written mainly in Japanese) are to be recommended by the professor on the first day. In the first half of a class, a coordinator, or participant in charge, summarises the text and introduces some related literature. Participants then discuss theoretical and practical issues provided by the coordinator critically and productively in the latter half.

(2) Participants secondly work on their own research projects, referring to the results and methodologies of other previous studies. Any project themes are appreciated: such as the further investigation of discussed texts, productive reviews of related literature, or theoretical analysis of actual cases and phenomena. The professor is able to provide as much support as possible as to agenda-setting, related literature, research direction and so on.

(3) Participants are ultimately required to write a short thesis based on the results of their projects, and send it to the professor before the announced deadline. This exercise will help participants to acquire basic knowledge of public administration and public policy, and to find out important theoretical issues, investigate them and present their findings to others effectively.

●Homework
・Participants are asked (1) to summarise an assigned text and provide agendas to be discussed in class, (2) to participate in each discussion, and (3) to do research on their own independent project and write a short thesis. The accompanying preparations and reviews are necessary.

●Grading System
(1) Grading will be based on (a) discussion coordination (30%), (b) class participation (40%), and (c) writing assignment (30%).
(2) An approximate grading system is as follows:
  [C]–[C+]: 60% of the points above have been achieved.
  [B–]–[B]: 70% of the points above have been achieved.
  [B+]–[A–]: 80% of the points above have been achieved.
  [A]–[A+]: 90% of the points above have been achieved.

●Textbooks
・Texts (written mainly in Japanese) are to be recommended by the professor on the first day of class.

●Reference Websites
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~yuichim/education2021.html#link6

●Additional Information
(1) ELMS will be used to share related materials to the class.
(2) Be sure to tell the professor in advance when you have to be absent from class.
(3) Students are asked to pay attention to short notices because this course might be offered online according to the coronavirus pandemic.

7.公共政策大学院「公共経営特論Ⅲ」(2学期:金3)

※ 中尾文子先生と共同

●キーワード Key Words
・エネルギー政策、ブラックアウト、原子力政策、環境問題、カーボンニュートラル

●授業の目標 Course Objectives
 2018年の北海道胆振東部地震では、北海道全域において停電が発生し、道内のエネルギー安定供給の問題が大きく取り上げられるようになった。すでに北海道電力では検証委員会が設けられ、最終報告書が出されて今後の電力供給の改善の道筋は示されているが、直近の停電防止のための措置だけでなく、長期的な政策についての議論はこれからもっと必要となってくる。本講義では、再生可能エネルギーの導入やそれへの対処、本州とを結ぶ北本連携線の活用、さらには電力自由化の問題に関する理解を深め、さらに、ガス供給システムについても学び、その中でエネルギー政策に関する実践的な政策提言能力を身につけることを目標とする。

●到達目標 Course Goals
 本科目では、北海道電力でエネルギー政策の実務を担う方々に講師として来ていただき、また施設見学を通じて現場でどのような判断がなされているのか、エネルギーの安定供給のために乗り越えなければならないハードルや困難を理解することを第一の目標とする。第二に、講義と視察を踏まえて、自らがエネルギー政策を実践する立場となって政策提言を行うグループワークを通じ、エネルギー政策を実現するために必要なことは何か、どのような政策が実現可能なのかを学ぶことである。第三に、グループワークを通じて政策提言を行い、実際の現場で働く北海道電力の講師の方々に評価していただき、フィードバックを受けることで、政策提言能力をさらに高めることを目標とする。

●授業計画 Course Schedule
 本科目ではオリエンテーションの後、ゲスト講師による講義(8回程度:北海道電力の他、北海道経済産業局、北海道ガスの担当者を予定)の他、施設見学(2回程度)を行った上でグループワークを行い、最後に政策提言の発表とフィードバックを受ける。詳細については第一回目の授業で説明する。

●準備学習(予習・復習)等の内容と分量 Homework
 前半の講義に関する予習は第一回目に紹介する毎回の予定を基に北海道電力等のホームページを確認するなどにより予習し、授業に備える。また施設見学については講義の中で施設に関する予備知識を提供する。グループワークとプレゼンについては授業内容や授業の際して示す参考文献等に基づき準備し、グループでの調査と発表をもって復習とする。

●成績評価の基準と方法 Grading System
本科目ではグループワークによる政策提言と、その提言を文章化したレポートで成績評価を行う

単位認定に関する評価基準は以下の通り。
・北海道のエネルギーの現状が理解できている・・・可
・北海道のエネルギー政策に必要な問題が理解できている・・・良
・上記の問題に対し、効果的な政策提言を行うことができている・・・優
・上記の提言が特に優れている・・・秀

●備考 Additional Information
 「環境政策事例研究」を併せて受講することが望ましい。合同で施設見学等を行うことが予定されており、当該講義時間も含めて参加することが望ましいためである。(ただし、受講できず、都合により当該時間の施設見学等に参加できない場合も、そのことを理由として単位取得に影響を及ぼすものではない。)

[English Version]

* Co-offered with Professor Fumiko Nakao

●Key Words
 Energy policy, Black out, Nuclear regulations, Environment

●Course Objectives
 The supply of electricity became a contested issue after the black out in 2018. There were number of studies conducted for analyzing the causes and consequences of the incident. Although a lot of improvements have been placed for avoiding black outs, it is important to discuss further for long-term energy policy and supply of electricity. This course aims to develop capabilities for policy proposals on energy issues in Hokkaido which faces challenges such as introducing renewable energies, market competition and maintenance of infrastructure.

●Course Goals
 This course invites people working in utilities for giving lectures on actualities of today's energy policy. Also students will visit facilities such as power plants and electricity distribution control centers. The first aim is to understand what are the current issues for stable energy supply. The second aim is to develop ideas through group works on what are the necessary measures to be taken for stable energy supply and what are the possible policy options. The third aim is to get feedback from those who are actually working on energy policy and develop capabilities for policy proposals.

●Course Schedule
 This course will have three parts. First 8 weeks are designated for lectures by guest lecturers with regard to the energy policy and actuality in Hokkaido. The second part (week 8 to 12) is the visit to facilities of Hokkaido Electricity (HEPCO), and the third part (week 13-15) is the group work presentations and feedback.

●Homework
 Reading list will be given to students at the first class of the lecture. Students needs to work on their own research for group work presentation.

●Grading System
 The credit is given according to students' achievements with their presentations and essays:
 - If students understand the current energy situation == Pass
 - If students understand the problems of energy policy == Fair
 - If students make reasonable policy proposal == Good
 - If those policy proposals are outstanding == Excellent

●Additional Information
 I recommend you who attend this course to attend "Seminar on Environmental Policy" too.